神経細胞腫
3才までに多い、副腎・交感神経節にできるガン。
生後6カ月ごろの尿のスクリーニングで早期発見が可能。自然治癒することもある。
この神経芽細胞腫は交感神経節にできるガンで、主に腎臓の上にある副腎という三角形の小さな臓器にできるが、
そのほかにも縦隔という胸の中や背骨の横にできることも。
副腎にできたときにはおなかをさわるとかたいしこりがふれるので、
それが発見のきっかけになる。また、ガンができた場所によっては、せき、呼吸困難、
手足のまひ、頻尿などの症状も出る。
治療
1歳未満の乳幼児の場合は手術療法、化学療法などが行われます。がんの悪性度が低いことが多く、
後遺症残さないように治療を行う。
1歳以上の小児の治療の場合は手術療法、化学療法、放射線療法などが行われる。
1歳未満の乳幼児の腫瘍と比べ、腫瘍が大きかったり、他の部位に転移していることのほうが多く、
積極的な治療法を行う。
予後は病期Ⅰ、Ⅱ、ⅣSの腫瘍、発症年齢が1歳以下の腫瘍のものは良好。
一方で病期Ⅲ、ⅣA、ⅣBの腫瘍や発症年齢が1歳以上のものは予後は良くない。
ガンの治療は長くかかりますが、主治医とよく相談し、じっくり治療に取り組むことが大事。
備考
スクリーニングで早期発見が可能
神経芽細胞腫になると尿の中にカテコールアミンという物質や、
カテコールアミンが代謝される過程でできる物質がふえてくるので、
尿検査をしてそれらの物質がふえているかどうかを調べることでガンを早期発見することができる。
生後6カ月の赤ちゃんを対象に行われている神経芽細胞腫のマス・スクリーニングは、
市町村から配布された検査用紙に赤ちゃんのおしっこをしみ込ませ、
乾燥させてから郵送すると検査してくれることになっている。
スクリーニングが始まった当時とくらべて検査の技術も向上し、発見率が格段に上がっている。