おたふくかぜ
「流行性耳下腺炎(通称:おたふくかぜ)」といい、耳のつけ根からあごにかけての部位がはれてくる。
はれるのは片側だけのこともあるが、約半分の子は数日後に反対側もはれ、両方のほおとあごがぷっくりしておたふくのように見えることがこの病名の 由来。
原因はムンプスウイルスで、飛沫感染。春から夏にかけて多く見られ、潜伏期間は2~3週間。人にうつしやすいのは、耳の下がはれてくる数日前から発症後10日くらいの間。
治療
おたふくかぜの場合、特別な治療薬はなく、安静を心がけます。痛みがあるときは鎮痛剤など、対症療法になります。
気持ちよさそうなら、ほおやあごを冷やしてあげるといいでしょう。
食事は消化のよい油っぽくないものを食べさせましょう。
また、唾液や消化液を出している唾液腺が炎症を起こしているため、消化能力も落ちています。
がんばってかまなくても消化されやすいやわらかいメニューを用意してあげましょう。
口の中も荒れやすい状態なので、白湯や麦茶を与えて清潔を保ちます。
備考
おたふくかぜの予防接種は任意。
おたふくかぜワクチンはムンプスウイルスを 弱毒化して作った生ワクチン。
接種して2~3週間後に、2~3%の割合で発熱や耳 下腺のはれが見られることがある。
また、2~4週間以内に、数千人に1人の割 合で無菌性髄膜炎が発症するケースもあるが、
自然におたふくかぜにかかって無菌性髄膜炎が発症するよりもはるかに低い頻度で、症状も軽くすむ。